久しぶりのブログ記事になります。
寒くなると出不精になるし、今月終盤にクラシックギターのコンサートがあり、その演奏準備で時間を割いているため、何となく野鳥観察が後回しになってしまいました。
これでは駄目だと気持ちを奮い立たせ、あの可愛い冬鳥と再会すべく、いつもの湖に出掛けました。
宮ケ瀬湖・早戸川林道
林道に入ると、すぐにルリビタキ・オス若に出会いました。 メスに似ていますが、①目の周りの白いアイリングが薄いことや、②羽色に青色が薄っすら載っているところから、オス若と判断しました。
とても愛らしいですね。
林道を進んでいくと、前方の樹のはるか高いところに、アオゲラが留っていました。周囲にはツグミも数羽姿を見せてくれました。
メジロも群れで飛び回っていました。
メジロ・シジュウカラの混群の中で、お馴染みコゲラも頻繁に動き回っていました。
”ニーニー”と鳴き声が特徴のヤマガラは、各所で 観察することが出来ました。
林道をかなり奥まで歩いて行くと、数名のバーダーの方が斜面にカメラを向けているシーンに遭遇しました。何かいると確信し近づくと、居ましたよ、今日の最終ターゲットのベニマシコ が。オス・メス1羽ずつ、草の実を美味しく頬張っていました。
☟メスです。
☟オスです。美しい紅色をしていますね。
目的を達成し出口に向かっていますと、紅葉した樹々の間をエナガたちが飛び回っていました。
<番外編>
林道を歩いていると、数名のバーダーの方が山側を向いて困った表情を浮かべているところに遭遇しました。近づいてみると、1頭の小鹿が☟写真で分かる様に、2.5m程度ある土留め壁の上で、網柵と植え込みの木に挟まれて全く身動きできない状態でした。
この状態は少なくとも朝8時以降から6時間くらい経過していることも分かり、かなり体力を消耗している様子でした。
一番若い方が意を決し、皆が手助けをして壁を這い上がり、太い木枝を使い、後ろから腰を浮かせて助けようとしますが、動けば動くほど、体が食い込み悪循環。
そこで、林道の管理事務所に何とか連絡をし待つことにしましたが、なかなか来る気配がありません。
どんどん寒くなるし、親鹿の子鹿をさがす鳴き声が何回も聞こえてきて、可哀そうな気持ちが増します。
それから1時間くらい経過したでしょうか、再び若い方にお願いして、ビニールシーツを使い、直接小鹿のお尻を持ち上げたところ、体力が無くなり無駄な力が入らなかったことが功を奏したのでしょうか、スルッと体が抜け、何とか救出することに成功しました。
本当に良かったです。若い方に感謝ですね。(☟の写真は救出直後の小鹿です)
最後に
今回の出来事はバードウォッチングしている中で、最大のサプライズでした。でも本当に良かった。
今回撮影出来ませんでしたが、ジョウビタキやウソにも出会いましたし、ニホンリスにも何度か遭遇しました。
次回ここを訪問するときは、ウソを撮影したいですね。