(ミヤコドリ)
日々春めいて来る中、久しぶりに「三番瀬海浜公園」に行ってきました。あのカモメが居る間にどうしても会いたくなったからです。今月20日を過ぎると飛び去って行きます。
三番瀬海浜公園
この時期は春の渡りが始まる前で、海岸に野鳥たちはそれほど多くはいません。でも暖かい日差しを浴びた野鳥たちを観察するとわくわくします。
留鳥シロチドリ(夏羽)が一羽、背筋を伸ばして、水平線をじっと見つめているシーンが印象に残りました。
陸際(きわ)でも数羽のシロチドリ(冬羽)を見つけることが出来ました。↓
夏羽になると全く異なる様相を見せます。↓は冬羽
美しい羽根ですね。↓
数百羽の群れをなす旅鳥ハマシギ(冬羽)の飛翔シーンには圧倒されます。
黒い背景に白い旅鳥ミユビシギ(冬羽)は印象的で、とても映えます。
冬鳥ユリカモメも数羽、元気に飛び回っていました。
ユリカモメは、古く平安時代には「ミヤコドリ」と呼ばれていました。
現在、下の画像の野鳥をミヤコドリと称しています。本来は冬鳥ですが、ここ三番瀬では数多くが留鳥です。
冬鳥として大群で飛来していたスズガモ(オス)は、春が到来したためか、かなり数を減らしていました。
絶滅危惧2類に属する冬鳥ズグロカモメは、この時期合計5羽がおり、旅立ちの準備をしています。↓は夏羽に換羽中。
もう少しで夏羽になりますね。↓
完全に夏羽になった個体。とても愛嬌があり、絶対に忘れることの無い顔つきですね。
このとぼけたような顔つきが大好きです。
最後に
今年も絶滅危惧種・ズグロカモメに出会うこと出来て、大変満足しています。5羽全羽が無事に中国大陸方面に戻れるように祈りたいものです。