(オオヨシキリ)
今回は、撮影場所を山野から水辺に変え、春の渡りで賑わう干潟にスポットを当ててみました。すると、美しい夏羽の旅鳥たちと出会うことが出来ました……。
多摩川河口付近
春の渡りの時期によく見られるチュウシャクシギが1羽闊歩していました。
ここではタシギを、意外に多く観察することが出来ます。
三番瀬海浜公園
水辺の野鳥たちを観察するにはここが一番ですね。
この時期は、チュウシャクシギと並びキアシシギが数多く見受けられました。
アイドル的存在のコチドリを、ちょっとした晴れ間に印象的に撮影出来ました。
キョウジョシギ・オス(夏羽)も京女のごとく、美しい出で立ちでした。
☟ 左:メス 右:オス
今回の撮影で最も注目したシギが☟のオオソリハシシギでした。
まず撮影したのが、オオソリハシシギ・メス(夏羽)でした。とても優雅ですね。
☟ キョウジョシギと駆けっこしているような……。
☟ 駆けっこの勢いで飛翔です!
今回一番観たかったオオソリハシシギ・オス(夏羽)です。この美しい赤褐色の装束を纏った姿には、ドキッとしますね。
☟ 飛翔シーンも印象的ですね。
そんなシギ・チドリたちを高みの見物……飾り羽のあるダイサギです。
ハマシギ(夏羽)は、腹が黒く、顔から胸にかけて白く、細い縦斑が印象的ですね。
コアジサシも撮影途中から姿を見せてくれました。
☟ ダイゼン(夏羽)はモノトーンでシックですね。
なお、画像データをパソコンで確認したところ、☟の画像の右隅に写っているのは、足環をつけたオバシギでした。もっと注意して観察すれば、美しい姿を撮影できたと思います。残念でした……。
最後に
水辺の旅鳥たちは、美しい姿で存分にバーダーたちを魅了してくれます。
シギ・チドリたちは、判別が難しく勉強中ですが、最近買った「シギ・チドリ類ハンドブック」(氏原巨雄・道昭氏著)がとても役に立ちます。
秋の渡りまでの間に、少しでもその生態を学んでおきたいものです。