👆総帆展帆した帆船《日本丸》です。1930年に建造され、船員を養成する練習帆船として引退するまでの54年間に、11,500名もの実習生を育てました。
2017年に国の重要文化財に指定され、年間約12回の総帆展帆(そうはんてんぱん)、すなわち全ての帆をひろげるイベントを実施しています。
ところで本題です。
やっと写真がストックが出来ましたので、今回はお約束通り、2回目のシギ・チドリたちの記事をアップしたいと思います。
今回は場所ごとに鳥たちを紹介していきます。では……
多摩川六郷橋緑地
定期的に観察している場所ですが、今回はアオアシシギのみの登場でした。
でも、このスマートな姿はお気に入りです。
ふなばし三番瀬海浜公園
本当に久しぶりに訪問しました。シギ・チドリといえばこの観察スポットは欠かせませんね!
最初に登場したのはミユビシギ(冬羽)でした。
体長は約19㎝、旅鳥として春秋の渡りの時期に登場します。後指(第一趾)がないため、三本指として和名の由来になっています。
次に登場したのは、存在感のあるオオソリハシシギ(幼鳥)でした。
全長約39㎝で、翼開長は70-80㎝にもなります。やはり旅鳥として春夏に訪れます。
三番目に登場したのはダイゼンでした。夏羽から冬羽に移行中で、様々の衣装を纏った個体がたくさん見受けられました。
その次に現れたのは、メダイチドリ(幼鳥)でした。目が大きく迫力がありますね。
五番目に登場したのは、オバシギ(幼鳥)でした。
全長28㎝、ほぼダイゼンと同じ大きさです。体の斑模様が美しいですね。この鳥も旅鳥として春夏にその姿を見ることができます。
六番目に登場したのは、 ハマシギ(夏羽)でした。
全長は約21㎝、夏羽で腹が黒いのはハマシギだけなので、この時期は他のシギと区別がつきやすいです。旅鳥の中では日本で最も多く見られるシギ類のひとつです。
そして、最後の姿を見せてくれたのはトウネン(冬羽)でした。
全長はスズメとほぼ同じ14-15㎝の小型のシギで、くちばしと足も短いですね。
和名は「今年生まれたもの」という意味で、今年生まれた赤子のように体が小さいことに由来しているそうです。
一見すると、ミユビシギに似ていますが、①体が小さいこと②後指があることで区別が出来ます。
平塚の田んぼ
シギ・チドリの観察スポットして有名であり、はじめて行ってみました。
到着すると広大な田園地帯で、スポットを探すのが大変でした。
車で移動していると、ある個所に大勢のカメラマンが居ましたので、寄ってみたところ、水のはった休耕田があり 、とても可愛いセイタカシギ(幼鳥)と出会うことが出来ました。
最後に
これで、ひとまずシギ・チドリたちの観察は終わりにしたいと思います。この鳥たちは種類が多くとても紛らわしいため、判定するにはかなり勉強が必要なことがわかりました。
来年以降も徐々に観察スポットを開拓して、その生態を調べて行きたいと思います。