盛夏の間は、涼を求めて山野の野鳥のみを追いかけていましたが、いつの間にか水辺では旅鳥たちの「秋の渡り」が始まっていました。
「旅鳥」とは……日本より北の国で繁殖し、日本より南の国で越冬するため、渡りの移動の途中に日本を通過して行く鳥。主に移動時期である春と秋に見られる。
今回は、夏休みを利用して3カ所を回り、シギ・チドリたちの様子を覗いてみました。
シギ・チドリには苦手意識があり、勉強も兼ねて記事をアップしましたので、良かったら最後までご覧下さい。
<今回撮影したスポット>
今回はスポット別では無く、野鳥の種類別に掲載したいと思います。
シギたち
<セイタカシギ:TK>
- 全長は約37㎝
- 足が極端に長くピンク色
- すらっとしたスタイルで、他のシギと一線を画す美しさの持ち主
<アオアシシギ:TM>
- 全長は約32-35㎝
- 細身でスマートな体形、足は緑青色や黄色を帯びている
<キアシシギ:KS>
- 全長は約25㎝
- 脇から胸にかけて横斑があり、足は黄色で短め
<ソリハシシギ:KS>
- 全長は約22-25㎝
- 体に対し長く、上に反った嘴を持つ
<キョウジョシギ 夏羽:KS>
- 体長は約24㎝
- 足は橙色で腹が白く、背中は茶色と黒のまだら模様
- よく目立つまだら模様を、京都の女性の着物に例えて、和名は「京女鷸」
チドリたち
<メダイチドリ:TM>
- 全長は約19㎝
- 嘴は太めで短い。繁殖期には、前胸がはなやかなオレンジ色になる
<コチドリ 幼鳥:KS>
- 全長は約16㎝
- 日本のチドリ類では最小の種
- 成鳥は太い黄色のアイリングが特徴的(夏鳥)
<シロチドリ 幼鳥:KS>
- 全長は10-17㎝
- 成鳥は上面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われる。(夏鳥)
- 幼鳥は上面の羽毛の外縁が淡褐色
<ムナグロ 夏羽:TM>
- 全長は約24㎝
- 顔から下腹部にかけて真っ黒で、頭から背中全体に黄褐色と黒斑がまだら模様を構成している。
<ダイゼン 夏羽:KS>
- 全長は約29㎝
- 全体的に灰色系の色彩で、夏羽は黒味を増し、顔から腹は黒色になる
- ムナグロとの違い
- 上面に黄色味が無い
- 後指がある(ムナグロには無い)
番外編
飛翔シーンで一瞬猛禽類かなと思いましたが、調べるとウミネコの幼鳥でした。(KS)
ウグイスの若鳥(KS)
カワセミ・メスです……でも近すぎでした(ノートリミング)
最後に
シギ・チドリは種類が多く、かつ特徴が似ている鳥も多く、もっと勉強しないと区別がつかないと実感しました。
これからも少しづつ確実に覚えて行きたいと思います。
最後に、次回はまた山野の野鳥たちの記事をアップしたいと思います。新たな感動がありました。
では、乞うご期待!