(葦原上空を飛び回るノスリ)
2月中旬、ついに憧れの探鳥地「涸沼(ひぬま)」に行って来ました。今回はその時の様子をご紹介したいと思います。
涸沼(茨城県)
ここは「ラムサール条約登録湿地」であり、周囲22㎞の汽水湖です。渡り鳥を主として過去に220種以上の野鳥観察記録があり、珍鳥記録も少なくない様です。通年、季節に応じた探鳥が可能とのこと。そして今回の訪問目的はズバリ、大陸型チュウヒ(通称ズグロチュウヒ)を観察することです。ただし、ネット上の情報をどんなに調べてもそのスポットを確定することは出来ず、とりあえず2か所に狙いを定め、車で約2時間半をかけ現地に向かいました。
最初の探鳥スポットは見事な葦原でした。直ぐにチュウヒが登場しましたが、その後は全く姿を見せず、何とかノスリを観察するに留まりました。一方、近くの湖ではスズガモのペアを複数観ることが出来ました。
カンムリカイツブリも数多く観察出来ました。
二つ目の探鳥スポットに着くと、多くのバーダー達が三脚を立てていました。ここがズグロチュウヒの登場場所の様です。地元のバーダーの方が親切に教えて頂きました。まず葦原に登場したのはホオジロ・オスでした。
オオジュリンも頻繁に目にすることが出来ました。
農耕地ではコハクチョウの群れが採餌していました。
そこで暫くじっと待っていたところ、午後4時半前についに憧れのズグロチュウヒが前方から登場しました。やはり興奮しましたね。
ここで約30分休憩していました。⇩
その後塒入りのため、最初に紹介した葦原の方へ飛び立ちました。ハイイロチュウヒとは全く違う、威厳に満ちた崇高な姿でした。⇩
コハクチョウたちも塒入りのため飛び立ちました。
地元バーダーの方に「明日の午前中は撮影には絶好な曇り空になるよ」とのアドバイスを頂き、滅多に訪問できない場所でしたので、思い切って現地近くに泊り翌日の午前中まで観察を続けることにしました。
翌日午前8時半過ぎに再び同じスポットに着き、ひたすらズグロチュウヒの登場を待ちました。最初に登場したのはアオジでした。
次に前方を横切ったのはミサゴです。
今季なかなか見つけられなかったカシラダカもちょっとだけ姿を見せてくれました。
ホオジロ・メスでしょうか(若オス?)
再びオオジュリンの登場
2時間経過後、ようやくズグロチュウヒの登場です。
それから約30分後、再び登場してくれました。⇩