(北印旛沼)
新春第三弾、今回はその不思議な魅力に誘われる様に、コミミズクに再会したく約一年ぶりに千葉県「北印旛沼」から「手賀沼」を巡る探鳥小旅行に行ってきました。
千葉県「北印旛沼」
予定通り、11時ころ現地に到着すると、沼の周囲ではたくさんのバーダー達が熱心に撮影をしていました。 あるバーダーの方にお聞きすると、既にヒクイナやアリスイが出現していたようです。
沼を見渡すと、ここではお馴染みのヨシガモ(オス・メス)が優雅に泳いでいました。
沼の周辺を歩くと、葦原からフィーフィーとベニマシコの鳴き声が聞こえて来ました。じっとしていると、ベニマシコ・メスが登場です。
しばらく散策を続けていると、オスもようやく一羽だけ姿を見せてくれました。☟
ホオジロ・メス(若?)も姿を見せてくれました。
北印旛沼を後にし、本埜(もとの)「白鳥の郷」に寄ってみました。ここは白鳥のため水田に水を溜め、鳥獣保護員の方が白鳥たちを保護している場所です。平成7年から保護をスタートし、今年は最大で891羽が飛来しているそうです。
現地に到着すると、コハクチョウ群の飛翔している姿が、すぐ目に飛び込んで来ました。
一羽だけの飛翔シーンも美しいですね。☟
成鳥と若鳥の飛び出しシーン。☟
コハクチョウの群れの中には、オオハクチョウも散見されました。(画面中央の二羽)
どういう訳か、白鳥の群れの中に一羽ヒシクイが混在していました。かなり大きく、黒っぽいので、とても目立ちます。 ☟
コハクチョウの群れの中に、一羽アメリカコハクチョウが居ました。(嘴基部の黄色部分が殆どない) ☟
千葉県「手賀沼」
「白鳥の郷」を離れ、車で約40分、午後2時過ぎに手賀沼近くの田園地帯に到着し、コミミズクの観察スポットへ向かいました。既にたくさんのバーダー達が三脚を立て、今か今かと干上がった田園の方をじっと睨んでいる様でした。
私は、全く人気の無いところで三脚を立て、寒さを堪えながら、ひたすら登場の時を待ちました。(前回登場した場所なので、あえてそこに拘りました)
しかし、2時間経ってもその姿を見せてくません。日没が近づて来ました。焦ります。そんな陰鬱な気分の中、午後4時7分、田んぼの杭に一羽コミミズクが佇んでいるのが判りました。ドキッとしました。ゆっくりと三脚を抱え近づき、落ち着いて撮影することが出来ました。たくさんのバーダー達が居る場所には登場していないようで、とても得した気分になりました。
夕日に照らされて、神々しい姿ですね!
その眼(マナコ)で見つめられると、とても不思議なパワーに魅せられます。決して忘れることの出来ないインパクトのある姿ですね。
最後に
とても有意義な小旅行でした。中でも大好きなコミミズクと再会出来た事には感謝ですね。なんだか可愛らしい神様にでも出会ったような、そんな穏やかな気分になりました。