(新倉山浅間公園)
今回は、避暑を兼ねて森林エリアに出掛けた時の野鳥観察記事を書いてみます。
正直この時期は、標高1,000m越え森林地帯でも多くの野鳥たちとの出会いは余り期待できません。
しかし、この猛暑には耐え切れず、期待は持たずポイントに出掛けました。
山梨県の峠
標高1,500mにあるこの峠は、春にはとても多くのバーダーの方で賑わう所ですが、この時期にわざわざ訪れる者は居ません。
現地に到着して林道を登り始めても、案の定誰も居ませんし、野鳥の囀りも全く聞こえて来ません。
しかし、吹く風はひんやりと爽やかで、それだけでもとても気持ちのいいものでした。
ここを選んだ理由は涼むだけではありません。実は、夏には運が良ければ、マミジロが姿を見せてくるとの情報があったからです。
淡い期待を胸に、林道を登り切りましたが、やはり全く野鳥の姿はありませんでした。仕方なく下り始めて、行程の3分の2迄差し掛かった時、林道脇で黒い野鳥が盛んに餌を啄んでいるところを発見。もしやと思い近づくと、なんとマミジロではありませんか!
今回は本当にラッキーでした。狙って撮りに行ける野鳥ではありませんので……。
すごく明暗差の激しい場所でしたので、露出調整に四苦八苦しました。
(半月とムクドリ群団と富士山)
マミジロは全長23㎝で、ツグミの仲間です。夏鳥で日本には4月下旬から5月始めに渡ってきます。「本州では標高700m以上の落葉広葉樹の林」に分布していますが、どこにでもいるわけではなく、たいへん局地的な分布をしているそうです。
すごくスタイリッシュでダンディーですね!
最後に
この日はすごく得した気分になりました。午前中には撮影が終わりましたので、そのまま河口湖を目指しました。そこでも、久しぶりの出会いがありましたので、次回ご紹介したいと思います。