カワセミのまなざし

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野鳥とクラシックギターへの強い想い

夏鳥を探しに(その9・最終回)…… "ノビタキ" "コヨシキリ" "コムクドリ" "キビタキ" ほか  野鳥撮影《第158回目》

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今回、ついに『夏鳥を探しに』シリーズも最終回になりました。

昨年、富士山周辺の探鳥地で、あるバーダーの方に「北富士演習場は広々として、野鳥を探すのもとても面白いよ」とのお話しを頂いていましたが、なかなかチャンスが無く、今回ようやく願いが叶いました。

 

北富士演習場

ここは、富士山北麓の山梨県吉田市と山中湖村にまたがる陸上自衛隊の演習場です。面積は4,597㏊あり、戦車やヘリコプターを使った各種火砲の射撃訓練を行っています。

演習場内のほとんどが草原になっており、さらに草原の周囲には林があり、野鳥もたくさん観察出来ます。

ただし、観察できるのは原則日曜日だけですが、年間スケジュールを見ると平日・土曜日でも一般に開放する日がありますので、要チェックですね!

 

草原地帯

 

広大な草原を車で移動していると、随所に留鳥ホオアカの姿を目にすることが出来ました。

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名の通り頬が真っ赤で、とても印象的ですね。 

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道路わきをたくさんのキジたちが我が物顔で歩き回っていました。 

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今回の探鳥ターゲットのひとつが夏鳥コヨシキリでした。ウグイス科に属し、全長13.5㎝でスズメより小さく、 オオヨシキリと似た鳴き声ですが、ちょっと小声で金属音が混ざっています。繁殖地はかなり限定的で、オオヨシキリに比べると、目に触れる機会が圧倒的に少ないようです。したがって、見つけた時には小躍りしました。

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白く太い眉斑が特徴的です。 

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車でデコボコ道をゆっくりと走っていましたら、前方に何かじっとしているものを発見。車を降り近づいてみると、何と野鳥の雛でした。どんな野鳥の雛かと思いましたが、すぐ分かりました。 すぐそばで親鳥が心配そうに雛を見て、威嚇の鳴き声を上げていました。正体はホオジロの雛です。 ☟ それにしても可愛いですね。

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威嚇している留鳥ホオジロ・親です。☟ 

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電線には5羽前後の夏鳥ムクドリが留まっていましたね。 演習場内には群れでたくさん棲んでいるようです。

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今回の探鳥ターゲットのメインである夏鳥ノビタキも、草原の中を飛び回っている姿を披露してくれました。

全長13㎝で、☟ノビタキ・オス(夏羽)は頭から背・翼の上面が黒色で、腰・腹は白色、胸は橙赤色です。

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☟完全な真っ黒で、見事ですね!

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☟橙色のエプロンが可愛いですね。 

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ノビタキ・メスは 全体が褐色で、上面は黒褐色をしています。

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周囲の森

 

森に入りますと、優しい囀りが聞こえて来て、その方に進むと、ノビタキ幼鳥に出会うことが出来ました。☟ やはり可愛い!f:id:Hatabou:20190702124049j:plain

 

 

 

轍に雨水が溜まった場所を見つけ、しばらくじっとしていましたら、予想通り野鳥たちがやって来ました。

最初に登場したのは、夏鳥センダイムシクイでした。☟ 

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続いて登場したのは、夏鳥キビタキ・メスでした。 

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もちろんキビタキ・オス(成鳥)も満を持しての登場です。 

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☟それにしても黄色が濃く綺麗ですね! 

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キビタキ・オス(若鳥)も姿を見せてくれました。来年の姿が楽しみです。 

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水場の上から、メジロがご挨拶です。

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カワラヒワが最後に姿を見せてくれました。 

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最後に

 

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今回で「夏を彩る野鳥たちの紹介」は終わりとさせて頂きます。

7月に入りますと、野鳥たちの姿は極端に減りますので、野鳥に関する記事更新は減少すると思います。でも、ぼちぼちやって行きますので今後ともよろしくお願いします。

なお、次回のブログでは、数十年の趣味歴である「クラッシックギター」の 記事を久しぶりに取り上げてみたいと思います。ここ最近、急に話題となってきたあの映画と絡めて……。

 

 

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