今週は一泊の小旅行を企画しました。
”富士山周辺で野鳥探索三昧”をテーマに、今が見頃の夏鳥を中心に、いざ出発です。(よく行くエリアではありますが……)
第1回目の今回は「オオルリ・その魅力に迫る‼」
第2回目は「キビタキと元気な小鳥たち」
第3回目は「番外編、生死を賭した小動物たちの静かな戦い」
の順で記事をアップする予定です。ただし、第3回目の記事を載せるかは今でも逡巡しています。かなり残酷なシーンもありますので……
大洞(オオホラ)の水場
山中湖から坂道を登り、途中から別荘地に入り、約20分ほど歩くと水場があります。
(とても分かりにくい場所ですが)
そこはバーダーの間では有名な野鳥スポットです。
ただし、水場周辺には駐車場はありません。別荘地なので、車を道端に勝手に停めると、管理人から撤去するようクレームがきます。
山中湖のセブンイレブン近くに無料駐車場がありますので、そこを利用して下さいね。
そして、今回の目的はずばり、オオルリ・オスの美しい艶姿をしっかりと写し撮ることです。
というのも、キビタキに比べ、意外にも観察できる場面が少なく、しかも、様々な野鳥ブログに掲載されている写真は、遠くの高い樹々に止まったものを下から見上げた写真が多く、近くで美しい姿を鮮明に写し撮ることは難しいと感じていたからです。
ここはオオルリの出現が多いとの情報があり、意気込みも大です。
<オオルリとは>
- 全長16-17㎝、ヒタキ科に属します。
- 日本には夏鳥として渡来・繁殖し、冬は東南アジアで越冬します。
- 成鳥のオスは、文字通り頭頂から体上面が紺瑠璃色で、お腹は白いです。メスは淡褐色で、キビタキのメスやコサメビタキによく似ています。
- 「日本三鳴鳥」(コマドリ、ウグイス)に数えられます。「ピーピーチョイチョイジュジュジュ」などと鳴きます。キビタキの鳴き声に似ていますが、最後に「ジュ」や「ジェ」と濁った音があるので、そこで区別出来ます。
水場に着いた時(午後2時頃)、8名のバーダーの方がカメラを構えていました。
たくさんの野鳥が登場しましたが、なかなかオオルリは登場しません。
バーダーの多くが帰った4時半頃やった現れました。憧れのオオルリが!
背中も見せてくれました。
小枝に止まった後、スーっと水場に降りて来ました。
珍しいオオルリの羽ばたきシーンです。
羽ばたいた後ろ姿も美しいですね。
ひと浴びした後、小枝で羽繕いです。
尾羽をピーンと立てた姿が勇ましい!
再び水場に降りて水浴び…
最後に小枝で羽繕いして、森の中に姿を消しました。
最後に
今年は、美しい囀りを聴いたり、高い樹林のてっぺんで小さなシルエットを見ることはありましたが、こんなに間近で観察することは初めてでした。
やはり夏鳥の主役は存在感があります。
こんな貴重な体験することができるとは、バードウォッチング冥利に尽きますね。
次回は、富士山周辺のいろんな場所でキビタキを観察できましたので、キビタキと愛すべき小鳥たちの記事をアップしたいと思います。
楽しみにして下さいね。