今週、関東でもようやく梅雨が明けましたが、これからますます野鳥たちの姿は減って来ます。
この時期観察できるのは幼鳥が中心ですが、繁殖地は山間部が中心になります。
そこで今回は避暑を兼ねて<河口湖・山中湖>に、再び出掛けました。
河口湖フィールドセンター
現地に到着してもさほど涼しさを感じることは出来ませんでした。そんな中……
カメラを水場に向けると、最初に登場したのは、水場の主たるヤマカガシでした。とても小さい蛇ですが、猛毒をもった危険な蛇です。
ヤマカガシに目を奪われているうちに、水場ではヤブサメの若鳥が登場し、水浴びをしていました。ここでヤブサメを観たのは初めてです。
次の現れたのは、オオルリの幼鳥でした。 まだオスかメスか判明しませんが、しばらくすると、羽は青みを帯びてくるのでしょうか?
まるく可愛い眼が印象的ですね。
その後、カラ類の幼鳥・若鳥が次から次へと姿を見せてくれました。
☟シジュウカラの幼鳥です。
☟ヤマガラの若鳥も頻繁に登場し愛嬌を振りまいてくれました。
☟とても小さいヒガラの幼鳥も登場です。
☟私の大好きなコガラの若鳥の姿も数多く見受けられました。
ブルッ・ブルッとかなり大きな水切りの羽音が聞こえて来たので、水場の奥を覗きこみますと、ビンズイがいました。
そうしているうちに、水場の中心からピルル~ピルルと鳴き声が聞こえて来ました。 声の主を探すと、キビタキ・オスの若鳥が小枝に留まっていました。キビタキもこんな地鳴きをするんだと、新しい発見でした。
☟水場に降りて来ました。
水場・横の森から聞こえていた独特の鳴き声の持ち主、センダイムシク・若鳥も姿をちょっとだけ見せてくれました。
そして、帰り間際、前回に引き続きアカゲラ・成鳥が水場から比較的近い木枝に姿を見せてくれました。
☟鋭い嘴が印象的ですね。
北富士演習場
河口湖フィールドセンターでの野鳥観察が終わり、少し時間がありましたので、自衛隊北富士演習場に1時間だけ寄り道しました。
広い草原地帯を車で回っていると、ノビタキ・オスを頻繁に見つけることが出来ました。
☟ノビタキの幼鳥も登場です。
ノビタキの近くには必ずと言っていいほど、ホオアカ(☟若鳥)がいますね!
最後に
梅雨が明け、本格的な猛暑が続きます。探鳥に出掛けるにもとても勇気がいります。
これからも体調管理に留意し、無理のない野鳥撮影を続けて行きたいと思います。