この記事を書き進めていく前に
これから書こうとしていることは、あくまでの私の直観であり、理論の裏付けは何もありません。「ちょとした違和感」を感じる二つの記事を同日見つけたことで、自分が信じている思いが、どういうものなのか・正しいのか、見つめてみたいと思いました。
その記事とは
SNS投稿に「嫉妬」半数超(2017/1/30)
ロシアの研究機関が、SNSが人々に及ぼす影響を調査するために、日本を含む世界18か国で昨年アンケートを実施したところ
- 「他人が自分より良い人生を送っていることを知った(結婚、子供、旅行、休暇)」
- 「友達が楽しい休暇の写真を投稿した」
- 「友達が自分より<いいね!>を多く獲得している」
こういう場合、SNS利用者の42%~54%が嫌悪感や嫉妬を感じている。
もう一つは
わたし、ネットストーカー?(2017/1/30)
- 交流サイト(SNS)などの普及で、インターネット上で特定の人につきまとう「ネットストーカー」のトラブルが増えている。手軽に人とつながることのできるSNSでは、被害者だけでなく、自分が加害者になる危険性もある。
- すぐにやりとりできるネット上では、相手をよく知らないうちから感情が先走り、理想化してしまいがち。拒絶されると恨みに転じ、相手の不幸を快楽に感じる。そうなると「恨みの中毒症状に陥る」。
”ついにここまで来たのか”という思いと、この”心の問題”を自分の事として考えてみたくなりました。
では、検証スタートです。
この問題のキーワードを「こころの揺らぎ」としました。
「こころの揺らぎ」とは、”絶えず行き来するこころの在り様”を指します。
「心の揺らぎ」は絶えることはありません。太古から「人間の本質」だからです。
「こころの揺らぎ」は大きく2つの要因で発生します。
1.自分自身
”自分はどうあるべきか” ⇒ アイデンティティへの想い・迷い
2.対人関係
”他人とどう折り合いをつけるべきか” ⇒ 他人との距離感への迷い
では、それぞれの要因についてちょっとだけ深堀りをしたいと思います。
自分自身
その時のこころの在り様から、以下の3つの階層に分かれます。
過 信・・・自信の無い状態だが、満たされない心を埋めるため攻撃的な態度に出る。
↑ (こころの揺らぎ)
自 信・・・自分の言行の正しさを信じ、冷静で客観的な態度をとる。(フラット)
↓ (こころの揺らぎ)
気 弱・・・自信の無い状態だが、満たされないことを当然と思い消極的になる。
揺らぐこころをできるだけフラット(こころの凪)に保つためには
★教育と 教養をしっかりと身に着け、絶えず冷静で正しい判断をするよう振る舞うことが肝要になります。
対人関係
自分の目線から以下の5つの階層に分かれます。
尊 敬・・・相手を理想として捉え、憧れとともにその理想を目指したいと思う。
↑ (上目線)
嫉 妬・・・自分の好敵手として捉え、自分より優れた点を見つけると不安になる。
↑ (上目線)
共 感・・・同じ考えや発想をもち、その発言・行動に一種の連帯感を感じる。(フラット)
↓ (下目線)
憐 憫 ・・・自分より不幸にある者に対し、立場・境遇をかわいそうに思う。
↓ (下目線)
侮 蔑・・・相手を自分より劣った者として、見下し軽蔑する。
上記の通り、対人関係ではこころの揺らぎ幅がかなり大きくなります。
特に、他人と折り合いをどうつけるかで重要な感情が「嫉妬」です。
「嫉妬」はとても厄介なしろものです。
なぜなら、他人との関わりで成り立っているこの世界では、他人との接点の中で本能的に相手との優劣を感じ取るからです。
したがって、「嫉妬」の対処法に特効薬はありません。
★「嫉妬」することは当たり前であり、その感情を素直に受け止め、それをバネにして前向きなモチベーションを持つことが大切です。
相手も当然、不幸や劣等感を持ち合わせています。
★そのような相手にシンパシーを感じ、一方で自分にも幸せな部分があることを確認する。そのスタンスこそ、「嫉妬」への対処法なのかもしれません。
量子の揺らぎ
ネット上にはさまざまのパスワードが存在し、そのパスワードが簡単に盗まれ、大きな被害が広がっています。
実は量子暗号というものが研究されて、「量子の揺らぎ」をポイントにした絶対破れないと言われているパスワードが生まれています。
詳しい事は全くわかりませんが
素粒子の世界では、一つ一つの原子は絶えず揺らいでいて、その位置は一定ではないそうです。原子の位置や速度を計測しようと近づくと、スーッと逃げてしまうそうです。
人間を形作っている素粒子の世界ですら、絶えず揺らいでいるんですね。こころが揺らぐことは当たり前かもしれませんね(^.^)
最後に
- SNS上の嫉妬の問題は、”対人関係”からくるこころの揺らぎであり、ネットストーカーの問題は”自分自身”のこころの揺らぎです。
- その対処法はそれぞれ書いた通りです。
- しかも、その対処法は私が正しいと信じてきたものです。(と思いたいです)
- とてもありふれたやり方ですが、こころが揺らいでいるときは、大きく息を吐き”氣”を受け入れ、「しあわせはいつも自分のこころが決める」と、数回確かめるように呟きます。すると、どういうわけかすごく気持ちが落ち着きます。
あなたは大丈夫ですか。このネット社会で……