6月上旬に営巣前のサンコウチョウ・オスを撮影しました。《第79回記事》
今回は巣作りが終わり、抱卵中のサンコウチョウを観察するため、再び「森戸川源流」を訪れました。
森戸川源流
この源流には「オオルリ街道」と呼ばれる小径があります。
それほどこの源流には多くのオオルリがやって来ます。
訪れた日も、さまざまな場所でオオルリの囀りが聞こえて来ました。
ただし、停まっているどの樹々も背が高く、長い間見上げながら探すため、首が痛くなります。しかも遠いため、なかなか撮影は上手くいきません。
下の3枚の写真はそれぞれ別の場所で撮影しましたが、出来栄えは芳しくありません。
林道を歩いていると、久しぶりにヤマガラと出会いました。
途中で出会ったバーダーの方のサンコウチョウの巣場所を教えて頂きました。
3つあった巣が全て荒らされ(動物?)、再度営巣に取り組み、完成したもののようです。
サンコウチョウ・メスは大切に卵を温めていたようです。
しばらくすると、”ツキ、ヒー、ホシ、ホイホイホイ”と鳴き声が聞こえ、サンコウチョウ・オスが登場しました。
そして、メスから抱卵をバトンタッチしました。
最後に
サンコウチョウは雛を育てるため、その小さな体で、毎年遙か遠く、南の島から渡って来ます。
その愛らしい姿からは想像出来ない苦難を毎年続けながら、子孫を残しています。
その健気さと逞しさにこころ打たれます。
今回は無事に雛が生まれて欲しいですね。がんばれ!