早いもので『夏鳥を探しに』シリーズも、今回で第六回目となりました。
今回のテーマは、皆さんがこの季節かなり注目するサンコウチョウです。
とても撮影が難しいと言われますが、凝りもせず、毎年チャレンジするポイントに出掛けました。
湘南地区のジャングルみたいなところ
ここは、オオルリとサンコウチョウが必ず登場する探鳥地で、毎年GW辺りから多くのバーダー達が訪れます。
源流沿いはまるでジャングルみたいですが、蚊や羽虫や毛虫は皆無で、日陰も多く、とても快適なバードウォッチングを楽しむことが出来ます。
最初に顔を出してくれたのは、コゲラでした。
片道約2㎞ある林道をUターンしたところで、 オオルリ・オスを撮影することが出来ました。この野鳥の瑠璃色を美しく捉えるのは難しいのですが、この時は意外に綺麗に発色しているように感じました。
オスの後を追うように、続けてオオルリ・メスも姿を見せてくれました。
更に探鳥を続け歩いていたところ、 4名のバーダーの方が、ある方向にカメラを向けていました。その方向に顔を向けると、カラスの追われたサンコウチョウ・オスに遭遇することが出来ました。
そこで営巣しているようで、目線に近い位置に巣があるため、比較的楽なアングルで撮影することが出来ました。
基本的に、①高く・暗い所を好み ②動きがとても俊敏で③尾羽が長いため、全身を美しく写すことが極めて難しく、撮影しても、よく『参考鳥』と揶揄されます。
そのような撮影状況の中で、☟の1枚が比較的バランスが取れている気がします。
☟水浴び直後の姿を捕らえました。
ポイントでの撮影を終了し、駐車場に向かっていたところ、小川でホシゴイと対面することが出来ました。
最後に
3年間出向いて、やっと少しまともなサンコウチョウを撮影することが出来ました。
やはり、営巣を開始した5月下旬から6月初旬までが、撮影に適している気がします。
来年こそは、”コバルトブルーのアイリングと黒紫色の美しい姿‟をしっかりと捉えたいものです……。