今回は春のシギ・チドリの渡りを確認に、三番瀬では無く、久しぶりに「多摩川六郷橋緑地」にふらっと出掛けてみました。3月下旬のことです。
多摩川六郷緑地
この緑地にはいくつかの干潟があり、春や秋の渡りの時期には多くのシギ・チドリがやって来ます。干潟がまとまっており、陸地からの距離も近いので、比較的撮影がし易い環境になっています。
到着し覗きこむと、残念ながら干潟は閑散としており、春の渡りはこれからの様でした。
最初に確認出来たのは、イカルチドリです。
イカルチドリの右横のチドリをよく観察すると、コチドリでした。
- アイリングの黄色がはっきりとしている。
- ひと回り小さい。嘴も短い。
- 小雨覆そばの肩部分に白い食込みがある。 と下の写真で確認しました。
カワウも何気なく、その存在感をアピールしていました。
今回一番驚いたのは、タシギが10羽以上の群れで食餌していたことです。とても臆病な気がしたので、こんなにスッキリと撮影出来たのは初めてでした。
☟こんな姿も見せてくれるのですね(笑) とても一生懸命なところが妙にいい!
葦原ではかなりの数のオオジュリンが蠢いていました。
10羽のコサギが中州の方で移動を始めました。
すると突然、後を追うように、中洲から猛禽類が一羽飛び立ちました。
最初はミサゴかなと思いましたが、よく観察するとチュウヒの若鳥でした。稲敷市で撮影して以来の出来事でビックリしました。(150m近く距離があり、画像が粗いことをご容赦願います)
対岸の川崎地区コンビナートを背景に、なかなかの雰囲気が出ますね!
最後に
出向いたのが午後3時過ぎでしたので、チュウヒは塒入りの時間帯で登場してくれたのかもしれませんね。
こんなことがあるので、バードウォッチングは止められませんね。
次回は、私の野鳥記事の中では最も人気のある美しい野鳥の登場です。乞うご期待!