(月とノスリ)
冬になると無性に会いたくなる小鳥がいます。関東地方では漂鳥として山から降りて来るウソのことです。その愛らしい外見と物悲しい鳴き声が私を魅惑し、心惹かれてしまいます。
伊勢原市郊外の林道
今季は宮ケ瀬湖畔の林道で二度遭遇しましたが、じっくりと観察できるほどでは有りませんでした。そこで、確率高く出会えそうな場所をアタックしてみました。
まずはシジュウカラの出迎えを受けました。
林道を散策していると、どういう訳か、ジョウビタキ・メスに四か所で出会いました。ただし、その他の小鳥はルリビタキ・オス以外全く音無しでした。
ジョウビタキ・メス以外鳥の気配が無く、出口付近まで降りて来た時、あの懐かしい鳴き声が聞こえて来ました。ウソとの再会です。10羽弱で美味しそうに木の実を食べていました。
ウソ・メス ↓
ウソ・オス ↓
最後に
幸いな事に何とか出会う事が出来ました。
太宰府天満宮や亀戸天神社等では毎年正月に「鷽替え(うそかえ)」と呼ばれる神事が行われます。鷽(うそ)が噓に通じることから、前年にあった災厄・凶事を噓とし、本年は吉となることを祈念して行われるそうです。亀戸天神社では檜で作られた”うそ鳥”が開運のお守りとして人気があります。