(大寒桜)
今回は、最近とみにバードウォチャーの間で話題になる、探鳥地「宮ケ瀬湖・早戸川林道」に出掛けた時の野鳥記事をアップします。
宮ケ瀬湖・早戸川林道
宮ケ瀬湖は、相模川水系中津川に造られた人造湖で、宮ケ瀬ダムのバックウォーターとして湛水面積460㏊を誇ります。
その湖畔沿いに整備された「早戸川林道」は、湖畔園地の駐車場から片道徒歩約1時間の林道で、一般車両通行禁止のため、じっくりと野鳥観察が出来ます。 特に冬の間はたくさんに冬鳥が訪れ、多くのバーダーを楽しませてくれます。
普段は臆病なアオジでも、ここでは堂々と姿を見せてくれます。
アトリは50羽以上の群れで樹々を飛び回っていました。
☟アトリ・メスです。
☟アトリ・オスです。
ここの名物、カヤクグリです。全長14㎝で色彩は地味で、体上面は赤褐色をしています。そして、日本にしか棲んでいない日本特産種でもあります。
ルリビタキは林道のあちこちで姿を見せてくれました。
☟ルリビタキ・メスです。
☟ルリビタキ・オスです。
物まね上手なガビチョウです。久しぶりにその姿を確認しました。
昨年春に柳沢峠で観察した以来のソウシチョウとの出会いです。カラフルで美しいですね。
シロハラも元気な鳴き声で登場です。
メジロも、少ないですが姿を見せてくれました。
チッ、チッ と草叢から声がしてきたので、じっとしていると、クロジ・メスがゆっくりと姿を見せ、道の反対側の林の中へ飛んでいきました。
アオジにもよく似ていますね。
ベニマシコもここの名物です。林道のそこかしこから独特の地鳴きが聞こえて来ました。
☟ベニマシコ・オスです。
☟ベニマシコ・メスです。
コゲラも元気な姿を見せてくれました。
林道を往復して、約4分の3の所まで来たところで、30名程度のバーダーの方々が湖にカメラを向けていました。
私も湖の対面を臨むと、50メートル先の枝に白いものが見えました。カメラで覗くとなんとヤマセミでした。初めての観察で興奮しましたね。
最後に
横浜市内からは車で1時間以上かかりますが、じっくりと野鳥が観察することが出来て、とても楽しくワクワクする一時でした。
まさかヤマセミが観察できるとは、想像も出来ませんでした。
夏場はヒルがでるそうなので、来年も冬場になれば、再び出向きたいと思います。