(カラスアゲハ)
今回は夏鳥キビタキを求めて、久しぶりに「弘法山公園」に出掛けました。
新緑の弘法山を登り、お目当てのバードサンクチュアリに着くと、既に2名のバーダーの方が熱心に水盤にカメラを向けられていました。
伺うと、9時前に一度キビタキが登場したとのこと。今回は会えるでしょうか?
弘法山公園
桜祭りが終わり、いつものような静けさを取り戻し、新緑に春風が心地よく、山頂までそれほど汗もかかず登り切ることが出来ました。
バードサンクチュアリの野鳥観察窓からは、常連たちが顔を見せてくれました。
最初に登場したのは、癒し系の代表ヤマガラです。この慈しみある表情を見ていると、自然と心穏やかになります。
シジュウカラの美しい囀りは、特に春から初夏が最も似合いますね。
メジロの明るく元気な囀りもこの季節にぴったりです。
水浴びしているエナガのクシャクシャ顔は、とても愛嬌がありますね。
ピィーンと立った長い尾羽は、まるでアンテナのようですね。
鳴き真似上手なガビチョウも飛び入りの参加でビックリです。
シロハラはそろそろ旅立ちの時期ですね。
当日一番驚いたのは、バードサンクチュアリの横から聞き慣れない鳴き声がしてきたことです。
しばらく目を凝らして、その方向の樹々の奥を探すと鳥の巣があり、その主がやっと分かりました。 ツミ・メス(第1回夏羽)でした。雛への餌やりの最中でした。
先日「藤ヶ丘公園」で観察したばかりでしたが、まさかここで再会するとは……
口を大きく開けて鳴く姿を見ると、さすが猛禽類だなと思いますね。勇ましい!
最後に
夏鳥キビタキの、その美しい囀りはしっかりと確認出来ましたが、残念ながらその姿を探し出すことは出来ませんでした。
しかし、これからが夏鳥観察のシーズンです。
じっくりと探す楽しみを味わって行きたいと思います。