最近出向くことの無くなった「新横浜公園」ですが、あるツイッターで「シマアジ」がいるとのつぶやきがあり、久しぶりに行くことにしました。
果たして、鳥果はいかに?
新横浜公園
この時期、ヒシ(水草)が減勢池の全面を覆い尽くしていますが、3月の大雨の影響で、一部水面が現れ、そこを中心に鴨たちが姿を見せるようになっていました。
10月に入るとヒシは姿を消し、本格的なカモ到来となります。
今年秋、初見のコガモです。いよいよ鴨の季節到来の予感ですね。
冬羽のアマサギです。他のシロサギと混同しますが
①ほぼコサギと同じ大きさで②嘴と首が短く太く③脚が黒いので、見分けが付きます。
バンの幼鳥ですね。親鳥のそばに3~5羽に幼鳥がいました。
そして、ついにシマアジを見つけることが出来ました。
コガモと同じ大きさで、白く太い眉斑が特徴です。コガモと一緒に居ることが多いそうです。
旅鳥として春と秋に日本に渡って来て、ひと休みして再び国外に旅立ちます。
鴨は他種の鳥達と違い、冬に繁殖するため、繁殖前のオスはエクリプス(非生殖羽)となり、メスに似ているため区別が難しくなります。今がちょうどその時期に当たります。
とても美しいオスが観察できるのは、繁殖後の3月以降になります。
☟以下2枚は暗褐色の個体で、他の鴨たちを参考にすると、エクリプスの可能性があります。
☟下の2枚は上の個体よりも明るい褐色で、メスではないかと推察されます。
2個体並列していると、色合いの違いが明確ですね。
最後に
鴨は、この時期エクリプスのオスが居るため、区別が難しいですね。
でも、鴨の生態を覚えるためにはとても必要な知識になるので、この時期に鴨をみる場合はその点を注目して観察したいと思います。
でも、やはり美しいシマアジのオスを観たいものです。