カワセミのまなざし

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カワセミのまなざし

清流の中に濁りを見つけ出す

トランプ大統領の黒幕は、何と【ダースベイダー】だった⁈

政治 政治-国際政治

・記事更新 2017/2/24

【ダースベイダー】とは、政策を実行するために開発したAIロボットのことでしょうか?

 

正解は違います。

スティーブン・バノン氏」のことです。

帝国(米国)の皇帝(大統領)に仕えるダースベイダーに自身を例え、割り切っているそうです。

 

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バノン氏は、トランプ政権で注目を集める4人の「側近」の一人で、’’首席戦略官・上級顧問’’として、大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏(娘婿)と共に、トランプ氏に最も信頼されている人物です。

 

 では、バノン氏とはどういう人物でしょうか?

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白人至上主義者、極右の国粋主義者、人種差別主義者、女性蔑視派、外国人嫌い、反ユダヤ主義者 と評され「危険すぎる差別主義者」との印象が強いですね。

 

皆さん、トランプ大統領の発言や施策に大きな違和感を感じませんか?

今迄、米国は、世界の秩序を守る番人として確固たる地位を保って来ました。大統領が交代してもその役割は変わりませんでした。成熟し洗練された「民主主義」が根付いているからですね。

でも、今回は違う気がして心配でなりません。

この大きな違和感は、要するに、バノン氏の存在のためだと思います。

 

そんな危険人物がなぜここまで上り詰めることが出来たのでしょうか?

その理由は、変化に富んだ経歴の蓄積にあります。

スティーブン・バノン氏は1953年、バージニア州ノーフォーク生まれの62歳です。

高校卒業後、4年間海軍で鍛え上げ、その間にペンタゴンの海軍指揮官の特別補佐に就きました。

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また、海軍に入隊している間にジョージタウン大で国防学を学びました。

1980年代前半になりますと、ウォール街の華やかさに心惹かれ、ハーバード大でMBAを取得

卒業後「ゴールドマン・サックス」に入社し企業買収等の業務を手掛けました。

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その後、同僚とTV・映画会社等メディア企業買収を得意とする投資会社を立ち上げ、その後の蓄財のきっかけとしました。

そして大きな転換点となるブライトバート氏との邂逅を果たすことになります。

ブライトバート氏は「アンチ知性派、右寄りのポピュリスト、アンチ・エスタブリッシュメント(反主流派)」として名を馳せていました。

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その考え方に共感したバノン氏が二人で「ブライトバート・ニュース」を創業し、極右の読者にとってカルト的なメディアに膨らんでいく事になります。

 

そして、ここからが最大のキーポイント。

大統領戦を準備していたトランプ氏はバノン氏の主義・主張が目に留まり、自身の掲げる「愛国主義」と共鳴し、何と選挙戦の最高責任者に抜擢します。

そして「ブライトバート・ニュース社」は、選挙中の「プロパガンダ・メディア」として選挙民の心を掴んで行きました。

「メキシコとの国境に壁」「イスラム教徒の入国拒否」等の極右的スローガンを打ち出し、白人中間層の不満や怒りを利用する選挙手法はバノン氏の戦略でした。

そして、大方の予想を裏切り、トランプ氏は第45代米国大統領に就任することになったのは周知の事実です。

要するに、バノン氏がトランプ氏を大統領にしてあげたのです。だからバノン氏はここまで上り詰めたのです。簡単でしょう。

 

 バノン氏の現在、そしてこれから

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 議会の承認が不要な’’首席戦略官・上級顧問’’として力を持ち、政策を左右する存在になってしまいました。

難民やイスラム圏の市民の入国制限は、関係省庁との協議をほとんど行わず、大統領令をまとめました。正に力技(チカラワザ)ですね。

さらに、国防の中枢、国家安全保障会議NSC)の常任メンバーに加わる一方、情報機関を統括する国家情報長官と米軍制服組トップの統合参謀本部議長は非常任メンバーに格下げされました。

ホワイトハウスNSCのほぼ全ての文章の承認権限を主張し、書き直しを命じることもあるそうです

バノン氏を「影の大統領」と名指しで批判するメディアも現れています。’’もう我慢も限界だ’’と声を荒げる関係者も少なからず出てきています。

今後、国家安全保障に絡む決定が政治的に利用されるリスクがあります。

その事が偏屈なナショナリズムと結び付くことほど恐ろしいことはありません。

これからも、バノン氏の一挙手一投足を注視していく必要がありますね。

 

ワシントンで日米首脳会議が開催されました。(2017/2/10

 

注目された参加メンバーは次の通りです。

(米国側)

  • ペンス副大統領
  • プリーバス大統領首席補佐官
  • バノン首席戦略官・上級顧問
  • クシュナー上級顧問
  • フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)

(日本側)

この首脳会議でも、トランプ氏の政策に強い影響力を持つとされるバノン氏の存在感が際立っていたようです。

これからもバノン氏の暗躍が気になります

 

2月23日、バノン氏は初めて表舞台で発言しました。(2017/2/24)

 

環太平洋経済連携協定(TPP)からの撤退を「近代米国史上極めて重要」としたほか、移民政策での強硬策を主張しました。メディアへの敵意もあらわにし、同氏の主張がトランプ政権の方針に大きく影響を与えている実態が浮き彫りになったようです。

23日にワシントン近郊であった「保守政治活動会議(CPAC)」に、首席補佐官のラインス・プリーバス氏と登壇。バノン氏はトランプ政権誕生1カ月の功績として「近代米国史上、最も重要な行動の一つは、TPPからの即時撤退だ。それは我々の主権を取り戻すことだ」と主張しました。

 やはり、この人の発言には力があります。今後も要注意ですね。

 

hatabou.hatenablog.com

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