カワセミのまなざし

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野鳥とクラシックギターへの強い想い

ちょっと旅気分  京都『石清水八幡宮』へ御礼参り 

 

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 最近、大阪在住の次男夫婦に慶事があり、先週はご縁の出来た「石清水八幡宮」へ参拝に出かけました。(息子自宅から車で約20分とのこと)

 

 

  <そもそも石清水八幡宮とは一体どんな神社なのでしょうか>

 石清水八幡宮は、京都府八幡市にある神社。旧称は「男山八幡宮」。二十二社の1つで、伊勢神宮とともに二所宗廟の1つ。旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社宇佐神宮筥崎宮または鶴岡八幡宮とともに日本三大八幡宮の1つ

 とても格式の高い神社のようです。

 

 <八幡宮までのルート>

新幹線「京都駅」⇒ホテルで一泊⇒近鉄京都線丹波橋駅」⇒京阪本線八幡市駅」⇒男山ケーブル男山山上駅」⇒ゆっくり徒歩約20分で南総門に到着です。

 

天気に恵まれ人混みを心配しましたが、平日のせいか閑散としており、ラッキーでした。 

 

京阪本線八幡市(やわたし)駅」です。

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駅を出て右へ曲がると 、すぐ目の前に男山ケーブル入口が見えます。

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基本的には15分間隔ですが、乗客数が少ないと間引き運転するそうです。 

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車窓から町の美しい風景を眺めていると、標高142.5メートルの山頂に約3分で到着 (笑) 

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    (配置図) 

 

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山上駅を降り 西参道を歩き始めると、すぐ左側に「男山の野鳥たち」の案内看板が目に飛び込んできます。当日はジョウビタキエナガシジュウカラなどの鳴き声が聞こえてきました。とても自然豊かですね。

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野鳥たちの囀りを聞きながら、さらに西参道を散策していくと、進行方向左に竹林が広がっています。

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のんびり徒歩15分程度で 「三の鳥居」に到着です。

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☟「三の鳥居」を潜(くぐ)り、途中で 振り返ると、改めて紅葉の色づきに気づきました。

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☟参道はまっすぐと「本殿」に向かって伸びています。  

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☟「社務所」前の樹木はかなり色づいて来ていますね。

京阪沿線の<おすすめ紅葉散策コース>に『八幡コース』があり、「男山石清水八幡宮善法律寺神應寺」約3.2km 徒歩約2時間と適度なルートになっています。

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☟ ついに「南総門」に到着です。そこから奥の「殿」をよく見ると、「本殿」が少し左側に向いていることが分かります。これは参拝後帰る際に、八幡大神様に対して真正面に背をむけないよう中心を外していると言われています。(詳しくは上記配置図を参照下さい。)

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平成28年2月9日に国宝に認定された「本殿」です。古代に成立した荘厳な社殿形式(八幡造)を保持しつつ、近世的な装飾を兼備した完成度の高い神社建築として、高い価値を有していると評価されたようです。 

社殿内には織田信長奉納の「黄金の樋」「信長塀」が納められています。

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☟ここで御朱印を書いて頂きました。 

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石清水八幡宮の歴史>

清和天皇が即位した翌年の859年(貞観1)の夏、空海弘法大師)の弟子であった南都大安寺の僧行教が宇佐神宮(大分)に参詣した折に「われ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との神託を受けました。これを受けて、その翌年の860年、清和天皇の命により社殿を建立したのを創建とします。「石清水」の社名は、もともと男山に鎮座していた石清水山寺(現在は石清水八幡宮の摂社)に由来しています。

 

 

 ☟向かって右の建物が「若宮殿社」で仁徳天皇の皇女が祭神です。社殿は重要文化財になっています。

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山茶花が美しいですね。この花は<冬を告げる花>として七十二候で取り上げられ、「立冬」は山茶花が咲き始める頃とされています。 

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江戸前期の造られた「水若宮社」です。この社殿も重要文化財です。 

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☟正面の建物が「若宮社」で、仁徳天皇が祭神です。この建物も重要文化財に指定されています。

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江戸前期の造られた「住吉社」で、住吉三神が祭神です。社殿は重要文化財です。

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☟ 江戸中期に造られた「校倉(宝蔵)」です。京都府指定文化財になっています。

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終わりに

 

以前から薄っすらと名前だけは記憶にありましたが、今回参拝する際にその歴史をひも解いてみると、極めて由緒ある格式高い八幡宮であることが分かり、ただただ驚きました。

地元鎌倉の「鶴岡八幡宮」との関係が深く、源頼義が「石清水八幡宮護国寺」を鎌倉に「鶴岡若宮」として勧請したのが「鶴岡八幡宮」の始まりとのことです。

私の息子二人が生まれた時は、鶴岡八幡宮慶事を行い、今回は息子が同様のことを関係の極めて深い石清水八幡宮で執り行ったことに、深い縁を感じます……。