明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
元旦は快晴に恵まれ、今年一年は何となく良い兆しの様な……
初詣は例年通り、私にはとても相性の良い『思金(おもいがね)神社』でした。
例えば、2人の息子が大学受験の際、合格祈願が叶い、共に第一志望の合格通知を頂きました。
余談はそれくらいにして、前回の記事に書いた通り、小旅行の道中記をフォトを通じて披露できればと思っています。
なお、カメラはソニー『DSC-RX1RM2』を使っています。
<主な仕様等>
- レンズ一体型、4240万画素、フルサイズCMOSセンサー、レンズは35mm F2です。(マクロ機能あり)
- 重さは約507gで旅行には最適です。
「おい、何だあの見事な富士山は…」と妻に思わず声を掛けました。
自宅からでも遠くに富士山を眺めることが出来るのですが、この時はテレビを二人で観ていました。
皆さんご存知のテレビドラマ『陸王』のことです。
老舗足袋屋『こはぜ屋』の社長「宮沢紘一」とアパレルメーカー『フェリクッス』の社長「御園丈治」が、富士山を望む湖で釣りをしているシーンが映し出され、思わず富士山の美しさに心打たれました。
その感動が忘れらず、数日後Googleで調べたところ『本栖湖』であることが分かりました。
「もう行くしかないね」という事になり、年末近くに一泊の小旅行を企てました。
小旅行のスケジュール
”せっかく富士山麓に行くのだから、この際富士五湖を全て回ろう”という事になり、次の様なスケジュールを立てました。
<富士五湖とは>
富士山の噴火で誕生した「堰止湖」で、「富士箱根伊豆国立公園」に指定され、2013年6月に「世界遺産」に登録されました。
- 再び『東富士五湖道路』を使い、『山中湖』⇒『河口湖』と巡り、河口湖ICから帰途へ。
小旅行一日目スタートです。
本栖湖(ドラマで観た感動の湖)
河口湖ICを降り、国道139号線を富士宮方面に進み、「本栖」交差点を右折し国道300号線を走ると、すぐ本栖湖です。
<特徴>
- 富士五湖の中で一番深く、海抜900m 面積4.7k㎡、最大深度121.6m 周囲11.8kmです。
- 全国で屈指の透明度を持った湖で、現在の千円札に使われた富士山の絵は、本栖湖から見た富士山になっています。
<撮影状況>
「中之倉トンネル」の手前にある駐車場の脇から「展望台」への登り口があり、急な斜面を約30分程度登ると、息をのむ『パノラマ台』が目の前に突如現れます。
登っている途中に、樹々の間から富士山が望めるスペースがありました。ここで一枚撮影です。
登り切ったパノラマ台からの眺望です。静謐な空気感が周囲を包んでいます。千円札の絵の原画シーンですね。
精進湖(富士五湖で一番小さい湖)
本栖湖を後にし、国道139号線を戻ると車で約15分で到着です。
<特徴>
- 富士五湖の中では最も小さく、海抜900m、面積0.5k㎡,最大深度15.2m、周囲6.8kmです。
- 開発もあまりされていない、自然の残る湖です。
- 精進湖から見る富士山は、手前の大室山を抱きかかえているように見えることから、「子持ち富士」とか「子抱き富士」と呼ばれています。
<撮影状況>
北岸にある広い浜からの撮影となりました。たまたま、浜には結婚式・記念写真の前撮りをしているカップルが楽しそうにポーズを取っていました。
西湖(樹海の彼方に富士を望む湖)
更に国道139号線を戻り、途中で左折して約20分で到着です。
今回は到着前に「西湖野鳥の森公園」に寄り道しました。
西湖野鳥の森公園
ここは青木ヶ原樹海に囲まれた野鳥の森で、ヤマガラ・ホオジロ・メジロ等約60種類もの野鳥を観察できます。(当日の野鳥観察の様子は前回掲載記事をご覧下さい)
園内の樹海ギャラリーには望遠鏡を備えたバードウォッチング室もあります。
冬には樹氷まつりが開かれます。当日も氷の芸術を鑑賞しました。
樹氷まつり
バードウォッチングと樹氷鑑賞を終えて、西湖に到着です。
<特徴>
- 富士五湖の中では4番目の大きさで、海抜900m、面積2.1k㎡,最大深度71.7m、周囲9.85kmです。
- 「青木ヶ原樹海」が周囲に広がり、遊歩道も整備されています。樹海に無数に点在する溶岩洞穴の中でも、「竜宮洞穴」は印象的な存在感を放っています。
<撮影状況>
湖の西側にある駐車場から湖畔に降りて撮影しました。車で湖畔まで行けるので、若いカップルがたくさん写真撮影していました。運が良ければ逆さ富士も見られるますが、当日は風があり残念でした。
西湖から望む日本晴れの富士山を後にし、予定通り『東富士五湖道路』を使い、御殿場のホテルに向かいました。
マースガーデンウッド御殿場
「富士山が広がるパノラマビューで過ごすリゾートホテル」
このキャッチコピーの通り、客室から富士山が正面に眺めることの出来る素晴らしいホテルです。
「御殿場インターに隣接。都心から1時間余りの好アクセス。緑豊かな2千坪の広大な庭園や露店風呂を完備した天然温泉、四季折々の味が愉しめます。」と、旅行代理店の説明がぴったり来ます。
前回宿泊した時の印象がとても良かったので、ためらうことなくこのホテルにしました。
<玄関を入ると正面に猛禽類の像がお出迎えです>
<フロント正面に置かれたアレンジメント>
<落ち着いた雰囲気のロビー>
<ホテル自慢の庭園の一部>
ゆったりとしたツイン部屋に入ると、窓から富士山を撮影しました。
夕暮れに佇む富士山も美しいですね。
そして私がとてもお気に入りの天然温泉に向かい、この日のドライブ疲れを癒しました。
そして夕闇がホテルを包むころ…
幻想的な噴水ショーの開演
広々とした庭園にある池を使い、富士山をモチーフとした「光と水のファンタジーショー」が夜に3回開かれます。
翌朝、日の出直後の富士山です。
さあ、小旅行二日目スタートです。
山中湖(冬場はダイヤモンド富士が有名な湖)
国道138号線をのぼり、須走ICから『東富士五湖道路』に入り、山中湖ICで降り約20分で撮影地点に到着です。
<特徴>
- 富士五湖の中で最大の面積を持ち、最も高い位置にあります。海抜982m 面積6.7k㎡、最大深度13.3m 周囲13.8kmです。
- 年間400万人の観光客が訪れる一大高原リゾート地です。
<撮影状況>
湖の東側に位置する「平野」で撮影しました。浜から富士山が正面に見え、撮影スポットして人気があります。ほのかに逆さ富士が映し出され、惚れ惚れする美しさですね。
河口湖(富士観光の中心となる湖)
いよいよ富士五湖を巡る小旅行も最後の目的地です。
再び『東富士五湖道路』に入り、富士吉田ICで降り、約30分で目的地に到着です。
<特徴>
- 富士五湖の中で最も長い湖岸線を持ち、最も低い標高地点に位置します。海抜833m、面積5.5k㎡,最大深度14.6m、周囲19.1kmです。
- 富士五湖の中では最も早く観光開発され、富士観光の中心となっています。
<撮影状況>
河口湖北側の大石公園近くで撮影しました。富士山の左裾のラインが美しいです。
撮影後、大石公園近くに最近誕生した「富士大石ハナテラス」の中でランチして帰途に着きました。
最後に
今回の小旅行を車の中で振り返り、富士山の荘厳さ、流麗さを改めて感得したことに、思わず「いやぁ~参りました」と笑顔で妻に話しかけてしまいました。
撮影技術はおぼつきませんが、すこしづつ勉強し、もっといい写真が撮れるようにしたいと思います。