先月の下旬、初めて『水元公園』に行きました。ここはバードウォッチングの名所として知られ、そして支持されている公園です。
どのような野鳥たちと出会えるかとても楽しみでした。その観察記録をお披露目したいと思います……。
水元公園
東京都立水元公園は、東京都の東部、葛飾区に位置し、埼玉県(三郷市)に接している都内最大の水郷公園です。「小合溜(こあいだめ)」と称される調整池に囲まれ、園内は、豊かな森林の趣と貴重な水生植物を擁する水郷風景を楽しめます(👆写真)。
高さ20mにも達する200本のポプラ並木や生きている化石として知られるメタセコイヤが約1,800本、都立公園で最大の森を形成。 バードサンクチュアリーは、自然環境に近い水辺に設置してあり、3箇所(実質的には6箇所)に観察舎があり、多くの野鳥ファンを楽しませてくれます。
「かわせみの里」から「水生植物園」までの小合溜沿い
まず最初に顔を見せてくれたのは、シャイなバンでした。
しばらく歩いていると、数名のバーダーの方が 小合溜の方にカメラを向けていました。その方を覗くと、今話題の北アメリカに生息しているアメリカコガモが居ました。
コガモと違う点は、体側面の白いラインが横では無く、縦になっている所です。
コガモ並んでいると、違いが良く分かります。
森の方へ向け散策を続けていると、小合溜にぽつんと 一羽のカイツブリが漂っていました。
葦原では数羽のウグイスが地鳴きを繰り返していました。
すると突然、向こう岸の木枝にオオタカ(おそらくメス)が飛び降りました。やはり、カッコいいですね。
「バードサンクチュアリ」通称:森の中
ここでは小鳥を中心にたくさんの種類の野鳥が飛び交っています。
森の中心近くまで進んで行くと、通路脇に多くのバーダーの方が集まり、同じ方向にむけ、盛んにシャッターを切っていました。よく見ると、ルリビタキ・メスがすぐそばの小枝に留まっていました。
しかし、バーダーの方がシャッターを切っていたのは、その奥に居たとても小さく可愛いミソサザイの方でした。
しっかりと踏ん張った姿がとても愛らしく 、チャーミングでした。
さらに森を進むと、ミソサザイよりさらに小さいキクイタダキが樹々を飛び回っていました。その動きがすばしっこく、カメラに収めるのが大変でした。
頭の黄色いトレードマークが確認出来ました。
公園中心部のガマ田(多年草の生茂る田)
この草に寄生する虫を餌食するオオジュリンの数羽の群れを見つけることが出来ました。
いい感じで撮影出来ました。
公園南側にある野鳥観察舎(1号舎)
上記地図には載っていない野鳥観察舎から、貴重な野鳥を観察することが出来ました。なお、南側に1~3号舎、バードサンクチュアリ内に4~6号舎があります。
ジョウビタキ・オスはここでも人気者でした。
久しぶりにアトリ・オスを観察することが出来ました。
アトリ・メスも群れで居ました。
野鳥観察も最後に近づき、大好きなベニマシコを見る事ができ大喜びでした。ベニマシコ・メスは3羽居ましたね。
ベニマシコ・オスはバーダーにとって冬鳥のシンボル的存在ですね。
このオスは若鳥のような気もします。
最後に
いかがでしたか?
この水郷公園は、都内最大の広さを持つ素晴らしい公園で、何だか欧米の雰囲気まで醸し出している様でした。
四季折々、さまざな野鳥たちが訪れるのでしょうね。バードサンクチュアリとしても最高の立地だと思います。すこし横浜からは遠いですが、定期的にアプローチしていきたいですね。