(ツバメシジミ・オス)
今回は『蝶たちの世界』の第二回目、山地で見つけた少し珍しいチョウたちを中心にご紹介したいと思います。蝶たちの説明に正確を期すため、今回も引き続き日本チョウ類保全協会編『フィールドガイド 日本のチョウ』を使用しました。
富士山北麓周辺の林道
林道脇の水場で野鳥撮影が終わり、車の方へ向かっていた時、突然目の前になんと国蝶オオムラサキが現れ、度肝を抜かれました。飛んでいった方を見ると、花々に様々なチョウたちが群がっていました。
ミドリヒョウモン・メス
- 珍しさ:★★☆☆☆
- 裏・後翅の基部~中央部の白帯が三本ある。 夏眠をする。
オオチャバネセセリ・オス
- 珍しさ:★★★☆☆
- 全国的に減少傾向にあり、平地~丘陵地では特に減少が著しい。
オオムラサキ・オス
- 珍しさ:★★★☆☆ 準絶滅危惧
- 日本の国蝶であり、クヌギやコナラなどの樹液によく集まる。減少傾向にあり、良好な里山環境のシンボルとして、各地で保全活動が行われている。後日再び現場に行くと、一本のコナラがあることに気づき、なるほどと納得しました。
スジボソヤマキチョウ・オス
- 珍しさ:★★★☆☆
- 鮮やかなレモンイエロー色が印象的。ヤマキチョウ程では無いが、減少傾向にある。
ルリタテハ・オス
- 珍しさ:★☆☆☆☆
- 表は外中央部に青色の帯があり、全体的にもわずかに瑠璃色を帯びる。