カワセミのまなざし

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野鳥とクラシックギターへの強い想い

漂鳥は今どうしているか? 富士山で探って来ました。"ウソ"そして"ルリビタキ"  野鳥撮影《第360回》

(水浴び後のヒガラ

ずっと気になっていることがありました。「富士山の五合目付近にある水場では、冬場に見られる野鳥が夏場でも観察出来る」との情報の事です。

富士山五合目の水場

先日、山中湖付近で野鳥観察が早めに終わった時、ふとその情報を思い出し、またマイカーでの入山規制になる寸前でもあり、思い切って富士スバルラインを登って行きました。(往復2,100円) 目的は<漂鳥>を観察するためです。

漂鳥>とは「日本の中で季節的な移動をする鳥。標高の高いところや緯度の高いところで繁殖し、冬はより暖かい地域に移動し越冬する野鳥」のことです。

水場では既に7~8名のバーダー達が三脚を構え、野鳥たちの登場を待ち構えていました。最初に登場したのは夏鳥メボソムシクイでした。

 

スッキリとした背景のためか、思いのほか鮮明に撮影することが出来ました。

ピィンと尾羽を立ててくれました。普段はこのようなポーズはなかなか観る事は出来ません。⇩

 

 

 

しばらすると、期待していた漂鳥ウソ・オスが登場してくれました。

 

 

 

 

 

とても鮮やかに撮影することが出来ました。

 

 

 

最後には漂鳥ルリビタキ・オスも姿を現しました。

 

 

 

冬場よりも青色が深く感じました。

 

 

 

 

冬場でしか観察出来なかった漂鳥がこんなに身近で観る事ができて、とても不思議な感じを受けました。やはり、季節の移り変わりを感じるためにも、冬場で観察する方がベターかもしれませんね。※この水場にはキクイタダキホシガラスも登場するそうです。