カワセミのまなざし

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野鳥とクラシックギターへの強い想い

"イスカ"まさかこんな処で3年ぶりに再会するとは…  野鳥撮影《第266回目》

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 GWの間は人混みを避けて、ほとんど誰も知らない水場にやって来ました。のんびりと夏鳥たちの登場を待っていると、突然、思いがけない珍鳥が出現しました……。

 富士山麓の水場

その珍鳥とは"イスカ"のことです。この水場にはたくさんの野鳥たちが姿を見せてくれましたが、今回は"イスカ"だけに絞って画像をお披露目したいと思います。

イスカの予備知識】(サントリーのHPより)

<外観>

  •  全長18cm。オスは全身暗赤色で翼と尾は暗褐色。メスは灰色がかった黄緑色の体をしています。
  • 本種の最大の特徴は、頭の割りには大きいくちばしの上下が合わず、先の方は左右に分かれていて、更に下くちばしの先は上に向き、上くちばしの先は下を向いていることです。「イスカの嘴(はし)の食違い」と古くから言われている由縁です。

<分布>

  • 日本では、主に冬鳥ですが、山地では少数の繁殖例が知られています。

<生態>

  • 生息環境は針葉樹林で、雛を育てるのにもマツ類の実を与えています。夏に繁殖することも多いのですが、積雪のある冬に行なわれることもよくあります。
  • マツカサをつつけるアカマツクロマツ、カラマツ、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹やハンノキ類の実を主食にしています。
  • このくちばしは上下を少し開き加減にしてマツボックリ(マツカサ)の間に入れ込み、笠の間を押し広げ、中の種子を容易に取り出すことができます。

 

当日は午前2回午後2回、計4回登場してくれました。

午前第1回目(数羽)

水場の周囲にはアカマツが生い茂っているので、冷静に考えると、ここにイスカが登場する条件は満たしているのですね。

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食事が終わると、慎重に水場に降りて飲水します。 

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午前第2回目 (20羽以上)

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色とりどりで、とても興味深いです。↓ 

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午後第1回目(1羽のみ) 

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午後第2回目(30羽程度) 

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 最後に

河口湖で遭遇して以来3年ぶりの再会となりました。その時も冬場では無く、この時期でしたから、もしかしたら富士山麓のどこかで繁殖をしているのかも知れませんね。

なお、この水場で出会った沢山の野鳥たちも追ってお披露目したいと思います。お楽しみに(^^)/