(ミツバツツジ)
少し前になりますが、涼と野鳥を求めて、少し標高の高い所にある林道をゆっくりと歩いてみました。結果から申し上げますと、思いのほかたくさんの野鳥たちと遭遇することになり、充実した一日でした。
標高1,500M近くに位置する林道
時折エゾハルゼミが大合唱する中、ゆっくりと坂道を片道1時間くらいかけて登って行きました。
林道に入ると、幸先良くすぐさまキビタキの出迎えを受けました。
その次出会ったのは、可愛い色合いを持つソウシチョウでした。
何となく作り物にも見えてしまいます……。
さらに歩みを進めると、アカハラが斜面を飛び回っていました。
独特のフォルムを持つゴジュウカラはいつ見てもカッコイイですね!
沢沿いを歩いていると、目下の遙か遠くでコルリがちょこちょこと弾むように移動していました。幸いにも瞬間的に1枚だけ撮影することが出来ました。
沢の砂地では美しいキセキレイが、餌捕りで忙しそうに尾羽を上下に振っていました。
さらに歩いていると、沢全体に澄み渡る美しくとても大きな野鳥の鳴き声が聞こえて来ました。その正体はとても小さく愛くるしい姿のミソサザイでした。
鮮やかな彩りの苔とマッチして清涼感を増しますね。
とても臆病なカケスですが、やっとそれなりの姿をカメラに収めることが出来ました。
カラ類では最も小さいヒガラもペアで飛び回っていました。
カケス同様に、すっきりとした姿を撮影しずらいセンダイムシクイですが、元気に鳴いているシーンをしっかりと撮影することが出来ました。
私の大好きなコガラを綺麗に撮影出来ました。(自己満足)
約1時間を掛けて坂道を折り返し、しばらく下っていると疲れが出て来ましたので、道脇にある仕切りブロックに腰を下ろしました。すると、傍の熊笹の中を横切る野鳥を確認しました。目を凝らしてその方向を観察していると、何とコマドリが登場しました。ほんの30秒程度でしたが、嬉しい瞬間でした。
さらに下っていくと、渋い色合いのクロジが登場しました。
林道の出口付近に着きましたが、まだ時間がありましたので、少しだけ戻ってみました。すると、ラッキーなことにアカゲラらしき姿が前方の樹々を移動しているところを目撃しました。アカゲラには間違い無いのでが、何だかしっくり来ません。後で画像を調べたところ、胸に縦縞があり、オオアカゲラであることが判明しました。
最後に
(ルリタテハ)
今回は、久しぶりの<ハッピー野鳥観察DAY>でした。これから秋までは観察出来る野鳥の数は激減していきますが、ほそぼそと探鳥は続けて行きたいと思います。