(正面は幕張新都心ビル群)
今回は海が見たくなり、東京湾の野鳥スポットに出掛けました。天気にも恵まれ、初見に野鳥たちとの出会いも晴れがましいものになりました。
浦安市日の出海岸
初めて訪れる野鳥スポットだけに、ワクワク感がいや応なしに高まりました。車を「三番瀬環境観察館」に停めさせて頂き(1時間程度内で)、いわゆる「日の出三番瀬沿い緑道」を散策しながら、防波堤沿いに探鳥を楽しみました。
最初に観察したのはスズガモ・オスでした。やはりこの海域では数が多いですね。
次に登場したのはオナガガモのオス・メスでした。スマートなスタイルですね。
ここではヒドリガモも数が多く、下の画像のように、海上を気持ちよく飛び回ってる姿をよく見かけました。彩が海色に映えて美しいですね。
スズガモやヒドリガモが群れで泳いでいる中、ウミアイサ・メスが一羽で平然と目の前を横切って行きました。
しばらくの間、移動しながら海面を見つめていると、30m程度沖合で見慣れない小さなカモが 移動していたので、よく観察したところ、初見のホオジロガモ・オスであることが判明しました。冬鳥のホオジロガモ・オスは名前の通り、目の下に円い大きな白斑があります。頭頂はとがり、三角おにぎり型をしています。
ホオジロガモ・メスは少しオスと距離を置いて、一羽移動していました。メスには白斑は無く、頭部は黒褐色をしています。↓
さらに防波堤沿いを船橋方面に歩いていると、50羽程度のハマシギの群れと出会いました。↓は飛翔シーンですが、美しい羽色をしていますね。
緑道を往復して、「環境観察館」近くまで戻ってきた時、黒く少し大きめな野鳥を目にし、今回最も会いたかった野鳥では?…と胸ときめき、じっくりと観察したところ、初見のビロードキンクロ・オスでした。この野鳥を見つけることが今回の大きな目標だったので、素直に嬉しかったですね。ビロードキンクロは旅鳥で、ビロードのような光沢をもつ黒色の大きめのカモ(オス:全長58㎝)です。目の下にナイキマークのような三日月型の小白斑があり、可愛くはありませんが、一度観たら忘れることのない、独自の存在感があります。
↓あまり動きの無いカモですが、たまたまパタパタシーンを撮影出来ました。
船橋「三番瀬海浜公園」
浦安市「日の出海岸」を後にして、車で約30分で到着しました。午後2時を過ぎ、太陽が傾き始めましたので、速足で海岸線まで行きました。
海岸は全般的に鳥影が薄く、東突堤に行ってもススガモやオナガガモなどがいるくらいで、寂しい感じでした。
さらに歩いていると、ハジロカイツブリが近寄ってきました。
その後、西突堤方面に横断して行きましたが野鳥の気配が全くありません。そんな中、突然、一羽のズグロカモメ(冬羽)が姿を現し、撮影モデルになってくれました。冬鳥のズグロカモメは、絶滅危惧種2類に分類される稀少な野鳥であり、夏羽になると名前の通り、頭部はかなりの部分が真っ黒になり、愛嬌のある姿に変身します。
たまたま、飛翔シーンもたくさん撮らしてくれました。ありがたいですね。
最後に
今回も新たな出会いがあり、とてもワクワクするバードウォッチングでした。
もうそろそろ、冬鳥たちとの別れが近づいて来ています。それを考えると、ちょっと寂しくなりました。