今回は、数百羽のサギが営巣し雛を育てることで有名な『サギのコロニー』に行って来た時の野鳥観察記録をアップしたいと思います。
何故行ったのか?…… その理由は滅多に観察出来ない美しいサギと出会うためです。
茨城県土浦市の河川敷
ここは10数年前からサギたちが営巣のため集まり始め、一大コロニー(集団繁殖地)になった場所です。車で近くまで来ると、無数のサギたちが上空を飛び回っていましたので、「目的地までもうすぐだなあ…。」と感じ取ることが出来ました。
到着するとコサギの若鳥たちが大騒ぎしていました。
コサギのそばでは、チュウサギの親鳥がとても大切に雛を守っていました。
チュウサギの若鳥が餌をせがんで、親鳥は大変どころではありません。 ☟
それからコロニーを見渡すと、ゴイサギ・親鳥も多数確認することが出来ました。
☟の野鳥はゴイサギの幼鳥、別称ホシゴイです。親鳥とは全く様相を異にしてます。
☟親鳥が幼鳥に餌を運んで来たのでしょうか。ホシゴイはとても嬉しそうですね!
このコロニーでは、アマサギも多数見つけることが出来ました。
そして一時間程度経過したでしょうか……この日の最大の目標だった憧れのアカガシラサギが一羽、突然目の前に姿を見せました。
アカガシラサギは全長42-45㎝のサギ(コサギより小さい)で、日本では越冬のため、主に南西諸島に少数飛来(冬鳥)します。
まれに関東地方にも旅鳥として飛来しますが、その数は少ないですね。
☟夏羽は頭部から頸部が赤褐色で、胴体上面は青灰色 (黒味ががった)、胸部は紫褐色の羽毛で、そして腹部は白い(ミルキーホワイト)羽毛で覆われいます。
嘴の色彩は黄色く、先端が黒くなっています。
このような美しい彩の衣装を纏った野鳥に遭遇出来きてとても感激でした。この色合いで ”何となく縁起がいい野鳥だなあ” 感じるのは私だけでしょうか……。
最後に
今回、ちょっと『夏鳥を探しに』シリーズが中断しましたが、諦めずにこれからも続けるつもりです。 乞う、ご期待!