(キアゲハ)
シギ・チドリを観察するスポットには「三番瀬」、「葛西海浜公園」、「東京湾野鳥公園」などがあります。
それらのスポットは
- 野鳥の種類も多く
- 観察施設も恵まれています。
ただし
- 観察エリアが広大で移動に少し時間が掛かります。(有料施設もあります)
- 観察エリアはごく限られており
- 観察施設もありません。
しかし、メリットは
- 河口に近く潮の満ち引きがあり、少しばかりの干潟に多くの野鳥が登場し
- 観察場所から干潟が近く、とても観察がし易いということがあります。
多摩川六郷橋緑地
30羽近いセイタカシギの群れが私を迎えてくれました。
体長(横幅)は約37㎝で、脚の長さは約25㎝のとてもスマートで、美しいシギです。
日本では旅鳥(または留鳥)ですが、かつて迷鳥としてまれに記録されるくらいの珍しい鳥だったようです。
日本では絶滅危惧種に指定されています。
(成鳥:オス)
(成鳥:メス)
(若鳥)
(親子)
(群れの一部)
嘴の根元が赤いバンです。
東日本では夏鳥です。
バンが近くで動き回っていましたが、全く動じず餌を狙っているダイサギです。
冬鳥のスズガモ(メス)がもう登場しました。(早すぎ‼)
テトラポットでカワセミが餌捕りに夢中でした。
セイタカシギの群れにアオアシシギも紛れ込んでいました。
餌捕りで忙しなく動き回っているソリハシシギです。
冬鳥の コガモ(メス)も登場しました。
コガモは冬の渡りは早く、9月頃から見かけるそうです。
冬鳥のオナガガモ(メス)もゆったりと川面を泳いでいました。
10月頃から見かけるそうです。
顔の若干黄色いハクセキレイの若鳥です。
冬羽では背中が灰色になるので、「ウスズミセキレイ」とも呼ばれているそうです。
コチドリの幼鳥が二羽仲良く遊んでいました。
冬鳥(もしくは留鳥)のオオバンとも久しぶりの再会です。
鬱蒼とした葦原の根元で、冬鳥(または旅鳥)のタシギが、じっと息を潜めていました。
とてもかくれんぼ上手だそうです。
撮影を終え、堤防を歩いていると、多摩川の方から、暗褐色の鳥が、道路反対側のマンションに飛びぬけていました。
どこかで見たことがあるなあと直感しました。
マンション上層部にカメラを向けると、イソヒヨドリのメスであることが分かりました。
先日、江の島で会えなかったので、本当に嬉しかったです。
最後に
多摩川で冬鳥を確認し、季節の変遷を確信することになりました。
秋が確実に深まりつつある中、鷹の渡りがこれからピークになるそうです。
登場する野鳥たちもそろそろバドンタッチなのでしょうかね。
新人さん達とお会いすることを楽しみに、バードウォッチングに励みます。