(ダイサギ)
今回は、海岸ではなく、内陸部の休耕田や蓮田で観察できるシギ・チドリを探した時の様子をアップしたいと思います。
茨城県稲敷市の蓮田等
ここは季節ごとに様々な野鳥たちが観察できる優れた探鳥スポットです。
今回は、広大な田んぼや蓮田にやってくるシギ・チドリを観察するために、車で約3時間かけて訪れました。
チュウヒやコジュリン等の現れる場所は分かるのですが、広大な蓮田等でシギ・チドリを探すのは困難を極めました。
車でグルグルと辺りを見回ってみましたが、全く見当がつきません。
クタクタになっていた時、たまたま地元に詳しいバーダーの方とお会いし、何とか場所を教えて頂きました。本当に感謝です。
最初に出会ったのは、コチドリ(幼羽)でした。
☟蓮田の奥を見回すと、アカアシシギ(幼羽)が数羽採餌していました。
☟幼羽から第1回冬羽に移行中のアカアシシギも居ました。
☟アカアシシギのそばではエリマキシギ(幼羽)も採餌していました。三番瀬で遭遇して以来の再会です。
☟エリマキシギ(幼羽)
☟エリマキシギ(幼羽)とトンボ
観察を終わり、別の蓮田を探していたところ、数名のバーダーの方がカメラを構えているシーンに出会いました。
何かいるだろうと近づくと、スマートな出で立ちのセイタカシギが蓮田内を移動していました。☟
しばらくすると、突然目の前にとても小さな野鳥が着水しました。よくよく観察すると、何とアカエリヒレアシシギ(幼羽)ではありませんか!
全長18㎝と、とても小さく愛らしいシギで、すっかりファンになりました。
幼鳥のためか怖がる様子もなく、5m近くまで寄って来ました。
最後に
今年からシギ・チドリの生態を本格的に勉強し始めました。とても紛らわしく、判別も難しいですが、観察を続けると奥が深く、さらに興味が湧いてきました。
いつも片手に持っているガイドブック「シギ・チドリ類ハンドブック」(文一総合出版)はとても重宝しています。
新たな出会いを求めてシギ・チドリの探鳥の旅は続きます。