(センダイムシクイ)
いよいよ世間はゴールデンウイークに突入です。
その間は、さすがに野鳥観察はお休みにしました。
しかし、安心して下さい。
連休前に、貴重な野鳥たちやとても美しい夏鳥たちなどを、遠出してたくさん撮影して来ました。
従いまして、今回から「GW特別編」として、3回に分けてその野鳥たちをお披露目したいと思います。
第1回目は「河口湖フィールドセンター・前編」です。
ネットで野鳥情報を探っていたところ、ここには急に多種類の野鳥が訪れ始めていることを知り、ワクワクして出向きました。
結論として、冬鳥・留鳥・夏鳥を含め合わせて15種類もの野鳥と出会うことになり、最高の気分でした。
今回はその半分の野鳥たちを紹介したいと思います。
最初に登場したのは、私の大好きな小鳥、黒いベレー帽に蝶ネクタイが可愛いコガラ(留鳥)です。
↑↓水面に映える姿はとても美しいですね。
次に登場したのはムシクイですが… ムシクイにはメボソムシクイなど主に3種類ありまして、「チョチョビーィ」と最後が濁る囀りで,センダイムシクイ(夏鳥)と判別出来ました。
↓センダイムシクイには頭部に白い中央線がありますが、この角度からはっきりしませんね。
3番目に登場したのが、この水場で最も姿を見せたヒガラ(留鳥)です。全長11㎝とシジュウカラ科では最小です。
4番目に登場したのは、体の大きさの割には目が大きく、とても愛らしいコサメビタキ(夏鳥)でした。
↓コサメビタキの幼鳥のようですね。丸い目がさらに大きく見えます。
偶然2羽のコサメビタキが同じ枝に止まっていました。
5番目に登場したのは、地元でもおなじみのカワラヒワ(留鳥)でした。
6番目に登場したのが、バーダーの間で話題になったノジコ(夏鳥)です。
アオジに似たホオジロ科の野鳥ですが、本州中央部のみで繁殖して、しかもどこにでもいる野鳥では無いようです。バーダーの皆さんは”ラッキー”と興奮気味でした。
そして7番目、いよいよ今回の主役級であるイスカの登場です。
<イスカの特徴>
- スズメ目アトリ科に属する冬鳥
- 全長17-18.5㎝で「大きく交差している嘴」が特徴的です。
- 繁殖期以外は数羽~10数羽の群れをつくり生活しており、主に針葉樹林内に生息します。樹上でマツの実などを主食として、水を飲む時に地上に降りてきます。
- 冬の渡りが不規則で、針葉樹のある林に飛来するため、目撃頻度も少ない。
↓イスカ・オスです。普段は針葉樹の高いところに居るため、目線近くで大きく撮ることはなかなか出来ないそうです。
↓イスカの群れの中でも、極めて美しい赤いイスカ・オスの個体です。
↓イスカ・メスです。少し地味な色合いですね。
↓このオスも水面に映えて、すこぶる美しいですね。
↓イスカは個体ごとに色合いに違いがあり、そこがとても魅力的ですね。
最後に
(ネモフィラ)
今回のバードウォッチングは、予想を上回る出会いがありました。
次回以降も、囀り・色合いともに美しい夏鳥たち等をたくさん紹介したいと思いますので、是非楽しみにお待ち下さいね。