カワセミのまなざし

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清流の中に濁りを見つけ出す

深川七福神巡り

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ご開帳は

15日までと聞き、極寒の14日土曜日に妻と出掛けた。

深川には妻の亡き母親が通った小学校があり、しかも、ご近所向島のお寺に義父母のお墓がある。

そんなご縁もあり、最近お墓参りを兼ねて深川周辺の下町散策が楽しみになっていた。

 今回は、たまたまテレビで『深川七福神巡り』が話題となっていたので、 “じゃあ行こうか”となった。

七福神とは

  • 大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほてんそん)の七つの神様の総称だ。
  • 実は、七福神は全てが日本神道上の神様ではなく、海外の神様もいるし、仏様と習合している神様もいらっしゃる。
  • その信仰は、室町時代に中国から新たな仏教道教が流入しことも影響し、室町時代の末期に近畿地方から始まった
  • 当初、その組み合わせは流動的だったが、江戸時代からほほ現在の顔ぶれに定まった
  • その後も民間信仰の最も完全な形となって発展し、特に農民・漁民の信仰として崇められ、現代に引き継がれてきた。
  • 現在、全国で200~300ヵ所七福神霊場があると言われている。

七福神巡りとは

  • 江戸時代に広まった風習で、七福神が鎮座している寺社を巡ること。
  • その目的は「七つの災害が除かれ、七つの幸福がもたらされる」と言われている。
  • 期間は「松の内」が良いとされている。「松の内」は正月飾りを飾っておく期間のことで、元旦から1月15日までをいう。この期間は神様が身近にいらっしゃると考えられているので、その間に参拝することで目的が達成できると言われている。

七福神とは、どんな神様でどんなご利益があるか。

今回の参拝で巡った順に沿って説明していきたい。

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毘沙門天龍光院内)

  •  ルーツはヒンズー教の神で、仏教とともに伝来した。甲冑を着けて矛と宝塔を持ち、邪鬼を踏む姿で描かれいる。
  • 古くは武運の神として、上杉謙信ら戦国武将の信仰を集めた。
  • 厄除け・恵方の神であり、財運を授け、大願成就を助けるとされる

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②寿老神(寿老人のこと、深川神明宮内)

  •  中国道教の神南極星の化身
  • 白髪に頭巾、白く長い髭をたくわえ、経典をつけた杖と桃を持ち、鹿を従えた姿で描かれる。
  • 桃と鹿は長寿の象徴とされ、健康・長寿を授ける仙人
  • 長寿延命、諸病平癒、富貴繁栄、子孫繁栄などのご利益があると言われる。

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布袋尊(深川稲荷神社内)

  • 七福神中、唯一の実在人物。中国の禅僧で名を「契此(かいし)」といい、諸国を放浪し預言・託宣を行い、優れた予知能力から「弥勒菩薩の化身」とされた。
  • 福々しい笑顔と太鼓腹、肩に下げた大きな袋が特徴である。
  • この袋は堪忍袋ともいわれ、人格を円満に導く功徳ありとされ、笑門来福、夫婦円満、子宝の神と言われる。 

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④大黒天(円珠院内)

  • マハーカーラというヒンズー教の神で、創造と破壊を司るシヴァ神の化身。
  • 当初、仏法守護の神として日本に入って来たが、後に日本神話の大国主命と結びつき、福の神として信仰されるようになった。
  • 大きな袋を背負い、打出の小槌を持ち、頭巾をかぶった姿が一般的。
  • 財宝、福徳開運の神様とされている。

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⑤福禄寿(心行寺内)

  •  寿老人と同様、中国道教の神で南極老人星の化身道教の3つの徳を「福」「禄」「寿」で表している。
  • 長い頭、長い顎ひげ、大きな耳たぶを持ち、年齢千年と言われる。
  • 健康長寿、子孫繁栄、富貴繁栄のご利益があるとされている。

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⑥弁財天(冬木弁天堂内)

  • 七福神の中で唯一の女神インド古代神話の水神で、ヒンズー教では梵天の妃。
  •  琵琶を奏でる絶世の美女と言われ、音楽・言語の神となり、弁才天として日本に入ってきた。
  • その後、財宝・芸術に関係の深い吉祥天の性格が加わり、弁財天と呼ばれるようになった。
  • 知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があると言われる。

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⑦恵比寿神(恵比寿天のこと、富岡八幡宮内)

  •  七福神中、唯一日本の神様いざなみ・いざなぎの二神の間に誕生した第三子と言われる。
  • 左手に鯛を抱え、右手に釣竿を持った親しみ深い姿をしており、後に大黒天と対で福の神とされた。
  • 商売繁盛、大漁豊作の神様として信仰が厚い。

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 最後に

約2時間の散策だった。

すれ違う参拝客の厳かで清々しい表情を見ると、やはり同じ日本人として一種の共感が湧いてきた。

長寿と子孫繁栄、開運そして金運アップの願いは共通の思い。

七福神巡りは全国どこにでもある。お参りと考えずに、地域観光と思えば一挙両得だ。

参拝後、リフレッシュした気持ちを溶かさないようにと、小雪の舞い散る参道を小走りで地下鉄「門前仲町駅」へ向かった。

余談

念願の「深川飯」を食べた。

数ある専門店の中で、入店したのが老舗「深川釜匠」(江東区白河2-1-13)

あさりを贅沢に使った炊き込み飯で、出汁の効いた飽きのこない味で、量が多かったがあっと言う間に平らげてしまった。

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それから、七福神巡りのもう一つの楽しみは御朱印と土鈴を7つ集めること。全て集めると“やったあ”と言う気分になり爽快だ。

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