(湘南 稲村ケ崎から)
今回は特にターゲットを狙わず、気の赴くまま、ふらり野鳥をスナップ撮りしました。
季節感が出るといいのですが……
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(苦労して作り上げた野鳥撮影用藁葺きブラインド)
日経新聞の9月7日付朝刊で、ある記事に思わず目が止まりました。要約しますと
という事で、週末にさっそく観て来ました。
受付には既に行列が出来ており、とても盛況でした。
1903年佐賀県生まれ。1922 年、日本初の野鳥生態写真となるカワセミを撮る。1928年、鹿児島県荒崎のツル類の写真集が天皇陛下へ献上される。1930-39年、農林省鳥獣調査室に勤務しながら、日本各地の天然記念物や希少種の野鳥を撮影。1935年、英国での万国自然写真博覧会に出展した作品が国際的な評価を受ける。1939年以降は映画の監督、演出・脚本家として活躍するかたわら、野鳥観察紀行、鳥類図鑑などを多数執筆。
佐賀市の実家は資産家で、豪邸の庭は広く三つもの池があり、 一年を通じて野鳥たちが訪れ、渡りの時季にはオオルリ・コルリ・アカショウビンなどが顔を出し、池にはカワセミが訪れるのを下村は観察していたそうです。
下村は科学者か芸術家で身を立てようと思っていましたが、病気がちのため、父親からカメラをあてがわれ、「カメラ・ハンティング」と称して、野鳥を追い回すようになり、そこから野鳥撮影にのめり込んでいったそうです。
最後に
100年も前にこんなにも情熱を傾けて、野鳥撮影に挑んだ人物がいたとは、驚きと感動でした。
苦労の連続だったとは思いますが、強い信念の先に生まれた迫力ある写真にはこころ動かされました。
このモノクロの世界には、色彩豊かな世界の綺麗な写真とは一線を画す美しさがありました。
是非一度ご覧頂くことを強く願うばかりです。
今回は本来であれば、新たに観察・撮影したシギチドリたちのお披露目の予定でしたが、もう少しストックを増やしてアップしたいと思い、急きょ「何気ない秋のひとコマ」の記事に変更させて頂きました。
特にコメントはありませんが、少しでも秋の気配を感じて頂ければ幸いです。
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